毒親から逃げる方法 〜携帯電話について〜

携帯電話の契約から住所がバレるか

私の親の場合は、時間と労力をかけることは厭わず、執着が強いという毒親だったので住民票の閲覧制限だけでは安心できない状況でした。

電話や足を運べば問い合わせできるものは一通り試すだろうと思われました。

その為、住所が登録される色々なものについて、バレる可能性を事前に確認しておきました。

その中で、今回は閲覧制限を取得して引っ越しをした時に、携帯の契約についてバレる可能性があるかについてお話しします。


今の携帯をそのまま使う

まず当時の私の契約の状態は、

  • キャリアはdocomo
  • 独身時代からの私名義の契約(毒親に番号を知られている)
  • 夫の携帯も私名義の契約で使用者を夫として登録(夫の番号も知られている)
  • 毒親は本人の名義で契約(同じdocomo)
  • 毒親がファミリーのグループにいる
  • ファミリーの代表回線は私の携帯
  • 請求は毒親が単独で本人支払い、私と夫の2台は一括で我が家の支払い

docomoに問い合わせた内容は『私と夫の携帯2台の住所変更をした時に、私の母親から問い合わせがあったら住所を答えることがあるか』です。

回答については下記の通りです。

  • 契約名義が異なるので答えない
  • 支払いも別なので答えない
  • 契約名義が異なっても、ファミリーグループが同じで支払いも同じであれば答えることがある
  • コールセンターに電話をして、本人のフリをされると答えてしまうかもしれない
  • 基本的に住所については相手が言った住所にYesかNoでしか答えない対応をしている

つまり、契約名義がそれぞれで支払いも別の今回の場合は、docomoから・・バレることはないと判断しました。

バレないとは言っても、他の手続きと同じで、毒親が強引な手段にでた場合はどうしようもありません。

住民票の取得に「借金がある」と偽の借用書を用意する親であれば、コールセンターに本人のフリをすることもありえるからです。

ただdocomoでは問い合わせをした人が「今の登録は○○(住所)ですか」と住所を行った場合のみYesかNoで返答するとのことだったので、docomoを皮切りにバレることはないと判断しました。

バレないパターンをまとめると下記の通りです。

  • 同じキャリアで契約(さらにファミリーグループが同じ)でも、契約名義が別で、かつ支払いも別
  • 違うキャリアで契約
  • 番号を知られていない

※キャリアによって対応が異なる場合もあるので、ご自身の契約先にご確認ください。

これに該当しない方は、引っ越しの前にこの状態になるように変更しておく方がいいです。

現在使っている携帯を解約し、引っ越し後に新規契約する場合は引っ越し前の手続きは不要です。

念の為、解約時の手続きでは新住所が残らない方法で行うのがいいかと思います。

例えば解約に行った後に、身分証の書き換えを行い、その後に新規契約の手続きにいくなどの方法があります。

引っ越し先で新規で契約する

引っ越し先で新規で番号も引き継がない契約をする場合は、バレることはないでしょう。

注意する点は、新しい契約は引っ越し後に行うことだけです。

新しい住所に引っ越し、身分証の住所の書き換えも終わった後に契約を行ます。

新しい携帯の番号には過去の住所も紐づいていませんし、これでバレることはありません。

前の携帯の解約

引っ越し先で新たに契約をする場合は以前の携帯を解約する必要があります。

親名義のままの携帯をしようしていたなら本体をリカバリーして、親元に置いてくるという方法もあります。

自分名義の場合で解約をする場合は、上記2つの内容を参考に、できる限り新住所と紐づかない方法を取ることをお勧めします。

解約時に身分証の提示が必要なら、住所変更の手続きの前に解約するのがいいと思います。

先ほども書きましたが、解約に行った後に身分証の書き換えを行い、その後に新規契約の手続きにいくなどの段階を踏む方法もあります。

もしくは、<今の携帯をそのまま使うのバレないパターン>の状態にしてから解約するのが安心です。

とは言っても、基本的には解約するので、存在しない番号となり問い合わせされても簡単にバレることはないと思っていいと思います。

念の為の手続きだと思ってください。



毒親との連絡手段を残すか

そもそも、連絡を絶つのか決まっていないという人もいると思います。

閲覧制限をかけてまで、居場所がわからないように引っ越すにもかかわらず、長年の積み重ねによって完全に連絡を絶つことに迷いが出る人もいるでしょう。

 吐き出し用の連絡先を残しておかないと毒親が必死に探すのではないか

 引っ越ししたことがバレたか、探しているのかなど動向がわからなくて不安

 顔を見なくていいなら連絡くらいは… 等、

いろいろ理由も思い浮かびます。

反対に、ここまで辿り着いたんだから毒親のつけ入る隙は1%もない!と強い意思の人もいると思います。


では、連絡を絶つか、連絡手段を残すか、どちらがいいかについて私の考えをお話しいきたいと思います。


引っ越し後は『連絡を絶つ』

いきなり結論ですが、どんなタイプの毒親相手でも引っ越し後は連絡は完全に絶つことをおすすめします。

これは閲覧制限をかけて引っ越す場合の話です。


金銭等を搾取されたり、身体的虐待など物理的被害がある場合には迷う余地がないことは理解してもらえると思います。

本人が迷ってしまうケースとして多いのは、精神的虐待を受けていた場合です。

私も後者のタイプです。

先述したような

 ・吐き出し用の連絡先を残しておかないと毒親が必死に探すのではないか

 ・引っ越ししたことがバレたか、探しているのかなど動向がわからなくて不安

 ・顔を見なくていいなら連絡くらいは… 

というような事を考えるのは、このタイプの毒親育ちに多い印象があります。

精神的に親に搾取され続けてきた毒親育ち特有の『罪悪感』です。

この『罪悪感』を抱いてしまうが故に、迷いが出てきたり、自分の思いに反しているのに毒親よりの決断をしようとしたりします。

この罪悪感が厄介なことは、本人が嫌というほど実感していると思います。

だからこそ連絡を完全に絶つことを勧めます。


私が連絡を絶つまで

私自身は絶縁の為の引っ越しより前に、連絡を絶っていました。

そのため、引っ越しの時は住所を追われないようにするために、ずっと使っていた携帯の契約の手続きのみをしました。

向こうからアプローチできる方法は郵便くらいだったので、住所が変わると手段は一切なくなります。

(興信所を使われればわかりませんが)

実際に何度か、自宅に直接手紙を投函されることもありました。

この時に電話やメールで連絡が着く状態だったとしたら、おそらく、日中夜問わずしつこく電話がかかってきたと思います。


私も今でこそ全く連絡をとっていませんが、そうなるまでに数年かかりました。

この状態になるまで、揺り戻しも経験し、夫も巻き込んでしまいました。

私が連絡を絶った経緯は下記の記事に載せています。


できるだけ読んでくださる方がしんどくならないように書いたつもりです。

だから、それだけ?と思われる方もいるかもしれません。

でも実際は、一つずつの過程にとても時間がかかっていて、気分もぐちゃぐちゃで過ごした時間も多かったです。

それでも今振り返ると、連絡を絶って良かったと心から思います。


連絡を絶つこと進める理由

ここからの話は、まず連絡だけを断ちたいという人にも共通した内容になると思います。

私が連絡を絶つことをすすめる理由は、私自身が驚くほど変わったからです。


前提として、私たちは少なからず毒親の影響を受けて育っています。

それは、反面教師を意識して過ごしている場合でもです。

このブログを読まれている人はそういう思いが強いのではないかと思います。

また反対に、毒親の価値観=自分の価値観 という場合もあります。

これは一卵性母娘のイメージが強いですが、そればかりでもありません。

反面教師を意識していても、些細な出来事の中では 毒親の価値観=自分の価値観 となっていることもあるからです。

幼少期を毒親の元で育っているので、少なからずそういう面はあるのは仕方がないことです。

私自身もそう感じる時があります。

気持ちのいい話ではありませんが、これは事実として受け入れておく必要があると思います。


連絡を絶つということで当然、嫌なことを聞かされる時間が減ります。

それだけで気分は軽くなると思います。

『連絡を絶つ』と聞くと、連絡が来て嫌な気分になるということから解放されることに期待感を持ちがちです。

それだけでも十分、今までの苦しみから一つ解放されて快適なことは間違いありません。

でもそれ以上に、副産物が得られること、これが重要だと思っています。

私はこの副産物の方が、解毒の醍醐味だと感じています。

私もそうでしたが、毒親と連絡を絶つ過程でかなりの葛藤があります。

これは必ず通る道だと行っても過言ではありません。

その間、正直言ってすごく苦しいです。

連絡を取ってもろくな事にならない事は百も承知なのにもかかわらず、連絡を取らない事が悪のように思えます。

不要な罪悪感を抱く事がなくなるまでには、年単位の時間が必要になります。

罪悪感を抱かないと言う意味で、連絡を取らない生活が当たり前という状態になるには何年もかかる事が多いです。

徐々に罪悪感を抱く時間が短くなり、回数が減り、煩わしく思うようになり、合理的に考えられるようになるのです。

時間がかかる割にこれだけかと思うかもしれません。

けれどこの間にどんどん価値観が書き変わっていきます。

交友関係が広がったり、柔軟性がでてきたり、今までだったら戸惑っていたことに対して寛容になったり。

否定的な捉え方ではなく、肯定的に物事を捉えられるようになったり。

これらはどれも、自分の世界が広がっているということです。

それは言い換えれば、今まで感じていた生き辛さが薄れるということです。

気づいた時には、毒親と連絡をとっていないことに罪悪感なんて微塵も感じなくなっています。

自分の価値観が少しづつ出来上がっていき、自分の人生を歩めるようになっていきます。


連絡を絶つ方法

連絡を絶つ方法は2つです。

 ・いきなり絶つ(引っ越しと同時に)

 ・徐々に連絡を減らす(引っ越し前に少しづつ)

このどちらかです。


私は引っ越しを見据えてというわけではないので、徐々に減らしました。(↓に記載)


なので、想像や考察での意見ですが、引っ越しと同時にいきなり連絡を絶つ方が前向きな気持ちに切り替えやすいのではないかと思います。

特に、資金に目処が立っていて住居を探したり段取りをするだけと言う状況の場合は、今から徐々に減らすというのはやめた方がいいです。

毒親に今までと違うと思われると、あの手この手で妨害されて引っ越し自体がしづらくなる可能性も出てくるからです。

今から、資金を貯めるという段階なら徐々に減らしていくという方法も取れなくはないですが、正直あまりおすすめできません。

私の経験談も一読してもらえればと思いますが、途中経過で毒親もいろいろやってきます。

経験談はドライに書いたので、あまりそのあたりの描写は入れませんでしたが、子だからわかる毒親の粘着質な言動は一旦エスカレートしていきます。

私の親の場合 怒る → 泣き落とし → おだてる のループが元々のパターンでしたが、サイクルが早くなったり泣き落としが増えたりしました。

ご存知の通り、毒親は子の心に入り込む術に長けています。

初めのうちは気持ちは振り回されていても行動までは振り回されないようにと、それにグッと耐えなければいけません。

罪悪感を煽られたりもしますし、精神的にかなり消耗します。

最悪の場合、絶縁する前にエネルギー切れを起こす可能性があります。

なので、引っ越しをすることが前提なら引っ越しと同時に連絡を絶つのがいいと思います。

引っ越しまでは、こんな連絡がくるのも後少しの間だけだと我慢して、今まで通りを装います。

そして突然連絡が取れなくなる。

これでいいと思います。

連絡を減らすより、連絡先を教えない方が自分のメンタルも楽だと思います。

連絡を取るか? ベストな方法

 ・引っ越し後は携帯を変える

 ・引っ越しに合わせて連絡を絶つ


バレにくさ、メンタルの負担の少ない方法など、色々な側面から考えてもこれがベストな方法だと思います。

もちろん、『絶縁』という方法(閲覧制限をかけて引っ越す)を選択しないなら、毒親との連絡で感じるストレスを軽減する方法は他にもあります。

毒親育ちは、本人のせいでは無くても、自立という面で弱いところがあります。

小さい頃から親の顔色を伺って親の機嫌を損ねないようにと先回りしているうちに、自分がどうしたいのかという気持ちを置き去りにする癖がついている影響です。

その為大人になっても、本来自分がどうしたいのか自分でもわからないということはよくあります。

こういう意味での自立は、どうしても弱い傾向があるのです。

自分の気持ちに伴った行動経験が少ないので、連絡を取ることが負担だと感じていることには薄々気づいていても見て見ぬふりは得意だったりします。

だから、時々いらぬ罪悪感が顔を出すのですが。

でも、もう絶縁しか方法がないというところまできてしまっているのなら、ここは中途半端なことをするより一度綺麗に整理した方がいいでしょう。

もし、引っ越すなら連絡も絶つということに抵抗があるなら、今は引っ越しをするタイミングではないのかもしれません。


今回の内容は閲覧制限をかけて引っ越す場合に限定しています。




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